ホーム > 細菌検査でリスクに応じた予防・治療が可能に!
歯周病は歯周組織の細菌感染によって起こるため、当院では、口の中の歯周病の原因菌の有無を検査することで、歯周病かどうかを診断し、検査結果をもとに抗菌薬を使った抗菌療法や、レーザーによる光線力学療法を行っています。
大人の口の中には300種類以上の細菌が棲むといわれていますが、歯周病は最も関連性が高い「レッドコンプレックス」と呼ばれるPg菌(P.ジンジバリス)、Tf菌(T.フォーサイス)、Td菌(T.デンティコーラ)の3種類の細菌を頂点とし、複数の細菌が関連して起こると考えられています。
そのため、お口の中の細菌に種類や数を調べることによって、歯周病になりやすいかどうかが分かるほか、歯周病の治療中に定期的に細菌検査を行うことで、口腔内の環境の変化が分かるため、治療の成果が目に見えて分かりやすくなります。
当院では、BML社の歯周疾患関連菌検査を行っています。
口腔細菌検出装置orcoa(オルコア)は検出キットを使い分けることで、P.g.菌、T.f.菌、T.d.菌、そしてP.g.菌の中でも、特に歯周病を発症・悪化しやすいP.g.Ⅱ型菌の有無や菌の数を調べることができます。検査方法も、歯間ブラシのような検体採取具を使って患者様の歯垢を採取するので、簡単で痛みもありません。
orcoaには次のようなメリットがあることから、
当院では初診の方の細菌検査に導入しています。
orcoaのメリット 4つ
orcoaは検査キット1つにつき、細菌1種類に絞って検査するぶん、安価になっています。気軽に検査を受けられるので治療の節目ごとに検査を行うことにより、お口のなかの歯周病原因菌数の変化を把握できます。検査結果の比較ができるので、治療の効果を実感できるのも嬉しいポイントです。
患者さんに負担をかけずに歯周病菌を検出できるorcoaは、次のような流れにそって検査を行います。検査結果は、数値と併せてグラフやイラストで示すため、詳しい知識がなくても分かりやすいのが特徴です。
当院では、BML社に歯周疾患関連菌検査を委託しております。この検査は、歯周病の原因細菌の種類や数を把握でき、原因(リスク)に応じたオーダーメイドの治療を可能にします。
BML社の歯周病関連菌検査では、次のような細菌を調べることが可能です。
歯周疾患関連菌検査は、高精度でありながら検査方法は実に簡単です。歯周疾患関連菌検査は、高精度でありながら検査方法は実に簡単です。歯周ポケットにペーパーポイントという紙製のスティックを挿入し、検体を採取するだけなので体に負担をかけず、検査自体は短時間で完了します。(検査結果が出るまでに1週間~10日ほどかかります)